製品情報

大規模、中規模UPS鉛蓄電池
延命維持管理システム

BR1111( 小型・中型電池用 )

BRPRO( 大型電池用 )

SBR( 自動延命装置 )
製品概要
BRPRO/BR1111は、独自のPWM制御と電気分解方式を組み合わせた再生装置であり、従来は廃棄するしかなかった鉛蓄電池の劣化を回復させ、寿命を大幅に延ばすことを可能にします。この装置は、内部の劣化要因を効率的に除去し、蓄電池の本来の性能を取り戻すことで、再利用の幅を大きく広げます。
さらに、本製品にはAIによる自動推論機能が搭載されており、電池の状態に応じて最適な処理を判断・実行します。再生が完了すると仕上がりを自動的に通知するため、作業の手間を最小限に抑えつつ、確実で安定した品質を担保します。従来の手動作業に比べて効率が高く、再生結果のばらつきを抑えることができる点も大きな特長です。
また、自動延命装置であるSBRを併用することで、通常の使用環境下でも継続的に延命・再生処理が行われます。利用者は特別な操作を必要とせず、日常の運用の中で電池性能を安定的に維持することができます。
これらの仕組みにより、鉛蓄電池を長期間にわたって有効活用できるため、交換頻度の低減による運用コスト削減はもちろん、廃棄物の削減や新規製造に伴うエネルギー消費の抑制にもつながり、環境負荷の低減を同時に実現します。

捨てる時代から、再生する時代へ。
鉛電池再生システム(Lead-acid Battery Refreshing System)は、
ナノテクノロジーを活用した再生液、独自開発の電気処理装置「BR1111」、最新のIoT測定技術による
遠隔測定・監視システム、遠隔制御システム、そしてクラウドAI分析センターから構成される、画期的なシステム技術です。
これにより、小規模から大規模まであらゆる鉛蓄電池を最高の状態に再生することが可能となります。
本システムは大きく、電気処理装置(BR1111)、遠隔制御システム、遠隔測定システム、クラウドAI分析システムの
4要素で構成されており、それぞれが連携することで、効率的かつ確実な再生プロセスを実現します。

BR1111( 小型・中型電池用 )
BR1111は、独自のPWM処理方式を採用した再生処理システムです。電池劣化の主要因である負極のサルフェーション(硫酸化鉛:PbSO4)を効率的に除去するとともに、PbSO4の酸化還元作用によって正極活物質の利用率を高めるなど、優れた再生効果を発揮します。これらの処理は、中古鉛電池ごとの個体差を反映した最適パラメータで実行され、操作パネルに加えてMQTT通信やVPNを介した遠隔設定・監視も可能です。さらに、BR・PROシリーズでは12V/24V対応により、複数バッテリーを同時に処理できます。

遠隔制御システム
複数のBR1111をインターネットに接続された専用ソフトウェアから一元的に制御・可視化することができ、大規模な再生事業の構築を加速させます。

遠隔監視・測定システム
最新の電気化学インピーダンス測定(EIS)を小型化して搭載し、LoRa Private通信により広域にわたる多数の電池を同時に計測・監視します。これにより、高精度な劣化予測や運用管理の高度化に貢献します。

クラウドシステム
BR1111や測定システムから収集したデータはクラウド上のサーバーに集約され、AIによる分析や信号処理に活用されます。その結果、バッテリー劣化の予測やパラメータ設定の最適化が可能となり、システム全体の性能を継続的に向上させます。
捨てる時代から、再生する時代へ。
鉛電池は、もはや使い捨てではありません。
私たちが開発した画期的な再生技術により、従来であれば廃棄や新品交換しか選択肢がなかった鉛電池を、
再び高い性能を持つ電源としてよみがえらせることが可能になりました。
この再生を支えているのは、特許化された2つの新技術です。劣化の要因を的確に取り除き、
電池の持つ本来の性能を引き出すことで、再生後も安定した稼働を実現します。
さらに、新品への交換と比較すると、再生処理を行うことで50%以上のコスト削減が見込めます。
これにより、利用者は大幅な運用コスト低減とともに、廃棄電池を減らすことで
環境負荷を抑えるという、二重のメリットを享受できます。